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こんばんは。勝手に百番の時間です。

その前に。拍手ぽちっとありがとうございました。

さて、本日は「御山獅子」。


御山獅子(みやまじし、とお読みください)…前にちょっとだけ話題にしたことがありましたが、長く、そしてとても難しい曲です。
この曲も例によって菊岡検校作曲、八重崎検校筝手付けの名コンビによって作られております。この二人の組み合わせによる名曲は非常に多く、テストで困ったらとりあえずこの二人の名前書いとけ!と思うこともしばしば(普通は出ませんがw)。
これは筝にとっても最上級に難しい(技巧的に)のですが、これは三弦の方にとっても同様のようです。それなのに一般に出回っている楽譜(本手、という)の他に更なる技巧を凝らした楽譜(替手)が存在していて、
「こんなの弾けるか!」
とちゃぶ台返ししたくなる程難しいのだとか。

技巧的に難しい、と書きましたが、歌はお伊勢参りの道中の、各地の見所を歌った曲なのでその点はそんなに難しくないです。
デリケートな心情を切々と訴えつつ難しい手をさらっと弾かねばならぬのが一番きついかな(七小町とか、萩の露とかみたいなの)。
しかしそれを補うがごとく続く怒涛の手事!随分弾いたなあと見ると、まだ半分も終わってないその長さ!何せかなりかっとばして40分、通例通り弾けば45~50分の曲だ。
(時間の短縮は前半の唄部分をどれくらいの速さで弾くかにかかっている)
どこの交響曲だwベートーベンの運命なら軽く終わるってーの。
最後の唄(後唄)に入る時にはもう、意識朦朧としている時もあったり。

ある夏の日、突然気合が天から降ってきたのかこの曲を練習しようと思い立ってしまった。
ガンガン練習した。うまく弾けない部分は何度も繰り返し、その上で通して3回ぐらいは弾いたと思う。
……?あれ?何だか記憶のない時間帯があるんだけど?
…いけない橋を渡りかけたような気がした。

例によって、地唄特有のとても間延びした歌詞を見ていると、弾きながら意味不明なことを考えてしまったりする。
「美女の遊びに 浮かれて酌むや盃の」
ククールさんのことですかねw

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