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支部で書いているアレの覚書その2。
「始まりの場所」の主要舞台となっているパロムポロム城の間取りの紹介。
イギリス各地にあるカントリーハウスのあちこちを継ぎ接ぎしたものなので、様式の統一性はないということはお許しください。

箇条書きというのも味気ないので、主役の一人ホープきゅん(9さい)に案内してもらうことにしました。
本文中では9歳ぐらいの子供のようなしゃべり方を出すために漢字をあまり使ってないのですが、それだと分かり難いので少し漢字多目にしています。

こんにちは。パロムポロム城にようこそ。
ぼくは、ホープ・エストハイムです。今日はみなさんにここをごあんないしますね。

ここはパロムポロム城の門です。ずっとむかしはせんそうが多かったので、門の前にはほりがあって跳ね橋がかかっています。お城の周りぐるっとじょうへきでかこってあるんですよ。東側はがけになっているのでほりはありません。城の正面から西側にほりがあります。

中に入りましょうか…ここは前庭です。大きいでしょ?このお城を作った人はどうしても川を作りたかったみたいで、門から正面の入り口の間に小川が流れてます。後はしばふとかあさまが好きな花を植えているかだんがあります。エクレールさまとセラさまのかみかざりのお花はここからつんでるんですよ。

パロムポロム城のたてものが見えてきました。入り口のある部分はちょっとせり出してきょうへきっぽくなっています。そこを中心に左右対称になっている二階建て(屋根裏部屋もいれると三階建てになるのかな)です。
車よせは、今は何もないただの石つくりなんですけど、むかしはつるばらがまきついていたんですって。でもある日ここにいらっしゃった王妃さまの頭の上に毛虫が落ちちゃって、それで刈り取られてしまったんだそうです。

入り口から入りましょう。ここはホール、といいます。エントランス、って言う人もいるみたいですけど。ここだけは一階と二階ふきぬけになっていて、天窓がついています。なのでたてものの真ん中なんですけど昼間も明るいんです。
うんとむかしはホールしかなくて、ごはん食べるのもねるのも全部ここでやっていたって聞きました。
入り口の正面に階段があって、おきゃくさまはそこから二階へ、おつきのひとはその横の扉から一階の控えの間に行きます。

正面の階段を上がって、西側に行ってみましょう。
階段を上がってすぐの部屋は、食堂です。みどりと白のしっくいがすごくきれいな明るい部屋です。お昼と夕方の正餐はここで食べます。そのとなりの部屋はドローイングルーム、応接間です。ぼくはあまり入ったことないんですが、かあさまがおきゃくさまをおもてなしする部屋なんですって。
そこからずっとおきゃくさま用の部屋があって、突き当りを左に折れるととうさまとかあさまの使う西棟の部屋です。ここには私用の客間があって、とうさまやかあさまのおともだちが来た場合はそこを使うんだそうです。それからかあさまの私室。ドレスをしまう部屋もあります。

さっきの突き当りを右に曲がると、とうさまの書斎と図書室のある場所に出ます。エクレールさまも説明してくださったんですけど、ここだけは三階建ての塔みたいな、ちょっと古いたてものです。とうさまの書斎と仕事のおきゃくさまを迎える部屋が二階の南側、北側は写本を作る人のさぎょうするところです。北側の方が光がいつも一定ではいるのでつごういいんだそうですよ。
ここの塔だけは独立して真ん中に階段があって、階段の上に天窓がついているので真っ暗になりません。三階は図書室で、本がいっぱいあります…ぼくにはよめないすごくむずかしい本がいっぱいです。

ちょっと疲れたので食堂に戻りませんか。お茶はかあさまの気分しだいで色んな場所になるんですが、たいていは食堂なので。ドライフルーツの入ったパウンドケーキはおすきですか?すごくおいしいんです。

ふう。じゃ、東側に行ってみましょう。こっちはロング・ギャラリーが続いています。絵や彫刻がいっぱいかざってあります。あんまりおもしろくないのでそのまま真っ直ぐ進みますね。ここの突き当りを右に曲がるとぼくの部屋です。勉強部屋と、ねる部屋と、ごはん食べる部屋です。朝食だけはぼくひとりなんです。とうさまもかあさまももっとすごく早い時間に食べるので。
勉強部屋とごはん食べる部屋は南向きなんですけど、しんしつは北側です。
あの、ばあやとか家庭教師は一階にお部屋があるんです。きほんてきに執事とかメイド頭は一階に、メイドや従僕は屋根裏の大部屋に寝泊まりしています。

さっきの突き当り、前はぼくの部屋の方へしか行けなかったんですが、エクレールさまやセラさまがいらっしゃってから扉が開くようになりました。左に曲がるとエクレールさま、セラさま、リールおばさまのいらっしゃる『王妃の間』です。大きな応接室と、小さ目のお部屋が何個かあります。すごくきれいなお部屋なんですよ。

ぼくのいる建物と王妃の間の間には中庭があって、ちょっと変わったふんいきのふんすいがあります。かあさまがルクセリオにいらした時のふんいきで作ったんだそうです。

一度食堂にもどりましょう。そこからホールに降りる階段じゃない方の階段があって、そこを半分だけ降りると大広間、サルーンです。ホールとは階段挟んで向かい側ですね。
とても大きな部屋で、昔はぶとうかいとかしていたんですって。今でも新年を祝ううたげとかすごいおきゃくさまをおもてなしする時とか使います。ここだけ中二階になっているのは、下に厨房があるからなんです。できたての料理をすぐ上に持って行けるように、そしていつもの食事もすぐ食堂に運べるようにと作ったんだそうです。

このサルーンの両脇はパロムポロムの風景を再現したお庭で、小さなあずまやもあります。さらにその北側の奥は馬場です。…ぼくちょっとお馬は苦手なんです。

分かりにくかったらごめんなさい。
行ったことのない場所いっぱいあるんです。使用人の部屋はむやみにのぞいちゃいけない、って言われてますし。
分からないことがあったらいつでも聞いてくださいね。

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