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こんばんは、勝手に百番の時間ですw
本日の曲は「夕顔」です。


…とその前に。拍手ぽちっとありがとうございました!

曲の題となっている「夕顔」はあの「夕顔」さんです。
そう、源氏物語の、六条御息所と思しき生霊(古い屋敷に棲んでいた単なる鬼のようなものとする説もあります)に襲われてさっくりとり殺されてしまうあの方。
あまりにあっさり死んでしまったために後々まで源氏の行動に影響を及ぼしてくる女性です(朧月夜尚侍と同じく、彼女もまた藤壺似ではないところが上手いなあと思うところ)。

この曲もまた、菊岡・八重崎の名コンビによる三弦本曲、筝手付けになるもの。ですが他の曲に比べると格段に易しいです。
易しいけれど、そこはその二人による合奏。しっとり系の歌詞と易しくも華やかな手に人気も高い。
歌の内容から追善演奏として使われることもしばしば。

しかしこういった曲が作られた時代からずっと昔の話を題材にしているものって演奏中に何だか微妙な齟齬を感じて仕方ない。
歌詞の夕顔さんは何だか遊女っぽいし。源氏(と思しき相手の男)は遊郭通いの遊び人みたいだし。
楽譜の挿絵もまた、源氏物語絵巻のような装束ではなく、小袖を数枚重ねて着てその上髷結ってるし。

難しいよなあ。昔の人の方が断然色々な書物を読み込んでいて、今よりずっとものを知っていただろうに。なお微かな違和感が残るんだから、今なら尚更でしょう。
演奏することによって過去を覗いている私ですが、多分それは「今」というレンズを通してしか見ることができていない筈です。
きっと作曲者の意図しているところとはかけ離れているのかも知れません。

とりあえず…
挿絵だと何だか妾と間男みたいにしか見えなかったよw

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