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流行ってますねえ、はしか…

小難しい話の前に、拍手ぽちっとありがとうございました。

特に今の大学生辺りの年代って、麻疹の予防接種受けてない方が非常に多いらしいですね。
あれは一度罹ってしまえば終生免疫が得られるんですが、でもリスクも非常に大きいし。
水疱瘡ならまだ罹ってもいいか?とも思えるんですが。

麻疹自体の症状もかなり重い上に合併症が重篤なものが多くて。麻疹ウイルスは特に神経系がお好きらしく(ウイルスや細菌によって好む器官があります)、それがまた困った事態を呼ぶ訳です。
一番怖いのが亜急性硬化性脳炎。いやらしいことに麻疹に罹ってから数年以上たってから発症します。その上治療法はないし、まず助からない。脳の中に潜伏していて、それが持続的に感染している状態になることで脳炎になるらしいのですが、文字通り潜伏しているウイルスを見つけ出すのは非常に難しいのです。

血液の中をふわふわ流れているのならともかく、脳の神経細胞の中に隠れているのをどうやって見つけるのか。体の中に異物としてのウイルスが存在していれば抗体が(大量に)できますが、抗体価が上がっているいないでは確実ではありません。
感染していると思われる組織を採取して、そのウイルスだけが持っている遺伝子だけをアレコレして増やしてやって、そうやって検出するのです。脳神経組織ではそれができない。

いや、絶対に増えないだろうと言われていた神経細胞だけど、どうも大人になってからも少しはできているらしいんですよね。
それも記憶の中枢部で一番最初に見つかって。

ということは…この蕩けた脳味噌にも少しの光明が…!
(注:自然状態ではそこまで増えません)

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