花の都へ～旅のきろく３

ななななにがあったどうしたどうすれば！いや、いいんだけど。勝ったんだから。
ででででも相手ソフトバンクだよあの超強いとこだよどうしよう（動揺しすぎ）。
…いや、九州からきてこの寒さはかなりきついのかもなあ。ナイターなら10℃ないでしょ、あそこ。

昨日一昨日と拍手ありがとうございました！

と、それはさておき旅のきろく・宿坊篇へ。

お名残惜しくも四条で王サマさんとお別れし、一路本日の宿へ。
そう、今回も前から行ってみたいと思っていた某寺に宿坊だ！

この前泊まった寺では薄暗くなったり門が閉まっていたりと中々の恐怖体験したんだけど、今回はそんなことは何も起こらずに目的地へ到着。
まあ、場所は知ってたしいざとなったらの時のためにちゃんと携帯に番号入ってたし。

場所の便が非常にいいこの寺、前回（2006年12月）に泊まりたいと思っていたのですが、何か寺の行事があるとかで満員だったんですよね。それ以外でも便のよさもあって人気の宿坊なのです。
が！今回かなり直前に予約できた上になんと宿泊者私一人。
えええー！それだったら王サマさんともっと話したかったー！ぶーぶー。

一人って気楽ではあるんだけど、色々不都合もあったり。
大浴場独り占めはいいんだけど、一人しかいないからなんか冷える。
消灯時間のこともあり、10時過ぎには爆睡体勢のらるごだったのでした。

おはようございます。今朝の5時半です。
夏場は不利な点がある。なぜなら勤行の始まる時間が繰り上がっているから。
前回は6時半に勤行開始だったんだけど今回は6時。
いやーかなりきつかった。
おまけになんだ、窓の外から雨っぽい音が。
うう、ついに降ってしまったのね～。

お坊さんが迎えにきてくださって、金堂に連れてってもらう。
こちらの金堂はかなり新しい。色んなところがピカピカだ。柱とか鉄筋コンクリートだし。
さらに明王堂でもお勤めがあるとのこと、一層ひどくなった雨の中移動。堂内に入ると…
おおっ、火焚いてる！
そう、不動明王行は護摩の火が上げられるから。
だけど何か、随分火が強いような気が…火の粉がどんどん飛び散ってるし。ここ木造なのに大丈夫なのか。
どうやってコントロールしているのか、護摩の火は大きくなったり小さくなったり経に合わせて変化してる。あの前に座っている方がアレコレしているんだろうけど真相はよく分からない。

さて、いよいよお庭と国宝の障壁画にご対面。
まずはお庭から。いやー、説明係のお坊さん、とても分かりやすい。手馴れていらっしゃる。
雨で庭の新緑が美しい。…けど、庭石も濡れて滑りそうだｗ
お茶とお菓子をいただきながら庭の説明を伺い、一通り終わったところでわざわざ濁らせているという池を覗き込んだ。
単なる好奇心だったんだけど…水面に影さした瞬間わらわらと集まってくる鯉たち。こちらを見上げて何か（というかエサ）を超期待している。
いやー、世渡り上手だねｗ
「さっきエサあげてたんですけどねーあはは」
とお坊さん笑ってるし。まあ、彼らもただ池を泳いでいるだけではないのでいいんですけど、随分丸々と太ってたよｗ

そしてついにあの国宝の障壁画が！
今はもう、耐火の蔵に所蔵されている、桃山時代の傑作。何度も焼けてその度に小さくなって当時の半分の大きさもないということでしたが、それでもなお素晴らしい。
満開の自然の桜を見ていることもあって、あまり感動しないかなーと思っていたんですがそんなことはなかった。
間近で見るその絵はすごい迫力。そして普段の公開ではやらないあの裏技も見せていただきました。いやーすごかった。本物以上に本物っぽい。
（裏技の内容は秘密です。是非ご自分の目で確かめてください）

とても満足して外に出ると雨は小降りに。空も明るくなってきていて一安心です。
朝食を食べ、TVつけたらついうっかり金田一少年の事件簿なんて見ちゃった後、出発です。
あの方との再会のために！

というところでここまで。再会篇はまた明日に。