二枚目半という在り方

話は少しさかのぼります。
このブログを読んでくださっている皆様の中でどれくらいが先日の世界フィギュア、それも男子をご覧になったでしょうか。
数年前までアレクサンドル・ヤグディン（ロシア）選手が私の一押しでした。なんていうかその─正統派王子様顔なんですよ。なのにくるくると4回転をばっちり決める、コンビネーションジャンプも3回転3回転3回転のセットですよ。はあもう素敵。
でも既に引退してしまってます。

寂しい思いをしていたところ…

なんですか、急にイケメン揃いになって。

「ジュッテーム！」と言ってやれ、と思ったランビエールはラテンなイケメン系。
だけど贅沢者な私は王子様成分を渇望していたｗ
が！ちゃんと出てきたではありませんか。その名もトマシュ・ベルネル（チェコ）選手。
いやーまあまあいい線なんじゃないかと思うのですがどうでしょう。

でも彼の魅力はそんなんじゃないです。
最後のエキジビジョンにも参加していたのですが、ファンサービスを思ったか、被っていた帽子を脱いで鉢巻締めたんですよ。日の丸のやつ。

　上　下　さ　か　さ　ま　で　ｗ

その後も爽やかにジャンプやステップを決め、素敵ポーズをとる度にアップになるその顔。そしてさかさまの鉢巻。
なまじ王子様系の顔立ちのせいかすごく笑える。誰か教えてやれよと思いつつも誰も何も言わず、演技は終わったのでした。

きっと、喜劇って悲劇の5センチ外側にあるんじゃないのかと思った一時でした。