木の芽時花芽時～四季の眺め

こんばんは、勝手に百番の時間ですｗ

本日の曲は「四季の眺め」です。

花鳥風月系の曲。先に三弦の曲があり、後から八重崎検校の手によって筝の手付けがされています。
梅から始まって雪で一年が終わる、そんな内容です。
あっという間に梅が咲いたと思ったら、次の瞬間散る桜を惜しみ、気付いたらホトトギスが鳴いているのが前唄。
八重崎検校らしい華やかな筝手付けの手事と散し（どうも釈然としない解説によると一番華やかで難しい部分だそうですが、個人的に散しのある曲で散しを難しいと思ったことないんですよね）。
秋風吹いてどこかに降ってる雪を見て、一年と後唄終了ｗ

一年中いつでもＯＫな曲なので、困った時のネタにしようと思っていたのに今回使ってしまったのは前唄、「ゆウらーりーゆウウらーアりーイーイとー」のくだりが今の季節にぴったりに感じて。
本当はゆらりゆらりとしているのは夕霞なんですが、連想するのは萌え出づる柳の芽。
一面の枯草（いちめんのなのはな、ではありません）の中にぽつ、ぽつと柳や春楡の萌黄を見る度、、「ゆウらーりーゆウウらーアりーイーイとー」と頭の中で呟く、今日この頃なのでした。