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こんばんは。「勝手に百番」の時間ですw
本日は「若菜」
本日は「若菜」
一瞬あれに関係する曲か?と思わせる題ですが、源氏物語及び光孝天皇御製歌で百人一首にも採られたあの和歌とは全く関係ありません。
(ただし「きみがため~は別の曲で使われている)
めでたき春の若菜摘み(春の七草でしょう)をするお嬢さん方の姿を歌った、松浦検校作曲・八重崎検校筝手付のいかにも地唄らしい曲です。
この「地唄らしい」ということが色々理解を妨げるところでして。
「けしの花」でもちょっと触れましたがやたらに音を伸ばす。
あれはまだ、「てにとりーイイーイイイイーイイイーイーイイイーてエーエ」位なんですが(それでも長い)、これはしょっぱなから「としはまアアアアアアアアアアアアアアア(以下略)だーア」が延々続く。
それで一ページまるまる費やした後、「いくウウウウウウウウウウウウ(以下略)」なんて続いちゃったり。
ここの歌詞は「幾日(いくか)も経たぬ笹竹に」のいくか、が伸ばされているだけで、何の深い意味もないんですが。
こんなに伸ばして果たして何人の人が歌詞の内容を聞き取れるものなのか。
「歌詞を聞くもんじゃない。唄を聴くんだ」
と言われてしまえばそれまでなのかもしれないけど、そういう部分が地唄、というか邦楽のとっつき難さを象徴しているように感じてならない。
これらの曲が作曲された当時は大流行して誰もが歌詞を分かっていたのかもしれないが、現代の人のどれだけがその歌詞と内容を知っているだろう。
無駄に音だけ伸ばして何言っているのかさっぱり分からない、というのが本当のところではないだろうか。
そういった部分に日本酒と同じ匂いを感じるのですよ。
まあ、あれは戦後の混乱期に粗製濫造したツケが回ってきたという部分があるのですが。
ちゃんとした昔ながらの製法(日本酒の伝統製法はかなり複雑かつ巧妙です)で作られた酒は味も香りもとても芳しく、料理と組み合わせることで更なる世界が開けるものです。
でも経済効率のために醸造アルコールを大量に添加された酒(醸造アルコールを加えることで更に淡麗辛口と呼ばれる味になります)は味が薄っぺらいし、アルコール臭い。
もちろん、純米で淡麗辛口を作っていらっしゃる蔵元さんもいらっしゃいます。これは本当に美味しいです。
「日本人なら米の酒だよな!」と思ってしまうようないいものもちゃんとあるのです。
「勝手に百番」の筈が熱く日本酒について語る内容になってしまったw
本当なら正月のめでたき「勝手に百番」に使えばよかったのでしょうが、こちらの書く内容があまりめでたくないので今回使わせていただきました。
(ただし「きみがため~は別の曲で使われている)
めでたき春の若菜摘み(春の七草でしょう)をするお嬢さん方の姿を歌った、松浦検校作曲・八重崎検校筝手付のいかにも地唄らしい曲です。
この「地唄らしい」ということが色々理解を妨げるところでして。
「けしの花」でもちょっと触れましたがやたらに音を伸ばす。
あれはまだ、「てにとりーイイーイイイイーイイイーイーイイイーてエーエ」位なんですが(それでも長い)、これはしょっぱなから「としはまアアアアアアアアアアアアアアア(以下略)だーア」が延々続く。
それで一ページまるまる費やした後、「いくウウウウウウウウウウウウ(以下略)」なんて続いちゃったり。
ここの歌詞は「幾日(いくか)も経たぬ笹竹に」のいくか、が伸ばされているだけで、何の深い意味もないんですが。
こんなに伸ばして果たして何人の人が歌詞の内容を聞き取れるものなのか。
「歌詞を聞くもんじゃない。唄を聴くんだ」
と言われてしまえばそれまでなのかもしれないけど、そういう部分が地唄、というか邦楽のとっつき難さを象徴しているように感じてならない。
これらの曲が作曲された当時は大流行して誰もが歌詞を分かっていたのかもしれないが、現代の人のどれだけがその歌詞と内容を知っているだろう。
無駄に音だけ伸ばして何言っているのかさっぱり分からない、というのが本当のところではないだろうか。
そういった部分に日本酒と同じ匂いを感じるのですよ。
まあ、あれは戦後の混乱期に粗製濫造したツケが回ってきたという部分があるのですが。
ちゃんとした昔ながらの製法(日本酒の伝統製法はかなり複雑かつ巧妙です)で作られた酒は味も香りもとても芳しく、料理と組み合わせることで更なる世界が開けるものです。
でも経済効率のために醸造アルコールを大量に添加された酒(醸造アルコールを加えることで更に淡麗辛口と呼ばれる味になります)は味が薄っぺらいし、アルコール臭い。
もちろん、純米で淡麗辛口を作っていらっしゃる蔵元さんもいらっしゃいます。これは本当に美味しいです。
「日本人なら米の酒だよな!」と思ってしまうようないいものもちゃんとあるのです。
「勝手に百番」の筈が熱く日本酒について語る内容になってしまったw
本当なら正月のめでたき「勝手に百番」に使えばよかったのでしょうが、こちらの書く内容があまりめでたくないので今回使わせていただきました。
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