勝気なお嬢さん～けしの花

こんばんは、勝手に百番の時間ですｗ
本日は「けしの花」。

菊岡検校作曲、松浦検校筝手付（後から合奏用に譜を作ること）による曲。

何と言うか、弾いている側からすると八重崎検校による手付に見られるこってりな部分がなくて割合スムーズに弾けるなあという感じです。華やかな手事と中散しが人気の模様。
地唄は基本的に譜を1オクターブ下げて歌う約束になっているのですが、これはそれをしてもなお高音域に悩まされる方が多いようです。
元々の演奏者が男性だったこともあるのでしょう。大体歴代の検校さんたちも皆男性ですし。だけど男の人だったらなおさらきついんじゃないの、この唄の音程の高さは。
前奏があって、唄に入る時に「こなああああああゆきいいいいいいい」も真っ青の裏声こぶしが入り、
「日本人って何だかんだいってもこぶし好きなんだなあ」と思うのでした。

最近この曲を弾くようになったのですが、「これってゼシカちゃんぽくないかなあ」と思う次第。
前唄の感じだとちょっとしおらしすぎる嫌いはありますが、後唄はそれっぽい。
「悋気する気も夏の花　雨には脆き風情あり」
うーん、芥子の花のちょっと派手な感じや元気なところ、でも雨には弱いところはそれっぽい？
やきもちも焼くけど、結構情に脆い部分もあるような感じで。
薔薇の花もありだと思うけど。彼女のボンキュッボーンなナイスボディは薔薇っぽい。
多分八重咲きな花がゼシカちゃんぽいような気がする。
ああでも八重咲きの桜は違う。あれは桜餅（それも道明寺）ｗ

じゃあミーティア姫は？

…おっと、これはカテゴリーから外れる展開になってきたので今日はこれにて。
「ミーティア姫を花に喩えると」のネタはまたの機会に。